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My academic interests are exegesis of the Qur'an and its historical development, and the mystical theories of Sufis(Mystics) in the early Islam, and re-examination of the concept "mysticism" in Religious Studies. 現在の学術的関心は、クルアーン解釈とその思想的展開、初期イスラームにおけるスーフィー(神秘家)たちの神秘的理論、さらに宗教学における「神秘主義」概念の再考です。

Sunday, June 12, 2011

IIUM (UIA)図書館について

マレーシア国際イスラーム大学のメイン図書館は、大学のキャンパスのメイン・マスジドの横にあります。
メイン・マスジド

図書館は学生証を入り口の入り口でかざすと入ることができます。

イスラーム大学なので、閲覧席はもちろん男女別です。 見通しの良いつくりになっています。1階はイスラームに関する書物、2・3・4階は工学系などその他の分野の書物があります。私は1階にいれば、ほとんどのものが手に入ります。このメイン図書館の他にも幾つか図書室があり、私の関心のあるスーフィズムなどの書籍は別の場所に配置されています。入館時間は8時からで、平日は11時頃、休日は4時半です(かなりアバウトであることは確かです。)

 図書館内ではWifiも使えるので、非常に勉強もはかどります(とは言ったものの、私は遊んでしまうことを恐れて、インターネットは面倒なので手続きをしていません笑)。
写っている学生は私の友人たちですが、皆、一生懸命勉強しています。日本の学部学生と比べると、授業の予習量が圧倒的に違うので、皆頑張っています。








 書籍の充実度に関してですが、東大、京大に比べると洋書、アラビア語書籍の量は劣るのではないかと思います。これは年間の予算を見ても、仕方ないと言えるでしょう。図書館の天井は高いのですが、棚は低いです。西洋哲学に関する書籍はほとんどありません。
しかし、イスラームに関する書籍は近年に出版されたメジャーどころは大体揃っています。1階部分はそのために当てられているからです。英語の研究書だけではなく、ドイツ語、フランス語の書籍や翻訳が揃っていれば、私のような人間には使い勝手がさらによくなるのになあと思います。
その意味では、イスラーム研究における立ち位置の違いは大きいと言えるでしょう。

ハーバード大学滞在報告/Report of Staying at Harvard University (Aug 2016 - Jan 2017)

年度末となりました。久しぶりの更新となりましたが、昨年8月末から1月初旬までアメリカへ再び渡航し、今年の2月はトルコに滞在しておりました。何だか少し遠い昔のことのように感じますが、滞在報告を記しておきます。 私が滞在していたのは、ハーバード大学神学大学院に併設されている世界...