About Me

My photo
My academic interests are exegesis of the Qur'an and its historical development, and the mystical theories of Sufis(Mystics) in the early Islam, and re-examination of the concept "mysticism" in Religious Studies. 現在の学術的関心は、クルアーン解釈とその思想的展開、初期イスラームにおけるスーフィー(神秘家)たちの神秘的理論、さらに宗教学における「神秘主義」概念の再考です。

Sunday, May 22, 2011

マレーシア国際イスラーム大学(IIUM)について

 現在はマレーシア国際イスラーム大学のキャンパス内の一角にある寮に住んでいるのですが、これまでの経緯を説明しておきたいと思います。
この大学はクアラルンプール市内から20キロ近くのところにあります。結構辺鄙なところにあります。学外に住む学生の多くは、バスと電車を乗り継いで通学しています。電車は大変便利ですが,バスはなかなか来ないのと、時刻表がないので大変です。時間が読めないことに関して、本当にイライラします。


バス内部の様子



最初の2週間は、私の受け入れ研究員であるFaridah Manaf教授のお宅に居候させてもらっていたのですが、今週から寮に住むようになりました。選択肢として3つあったのですが、一応、一番設備の整った寮に決めました。病気になっても嫌なので。
ですが、部屋に入った瞬間やばいと思いました。あまりにもかび臭かったからです。机やたんすに至るまで白いカビがびっしり。部屋が北側にあたること、数年間誰も住んでいなかったこと(これは近くの友人が教えてくれました)、もともと熱帯地域なので雨が多いことなどがあげられるかと思います。1週間かけて掃除したのですが、まだ匂いがします。とにかく、肺炎にならないように気をつけます
男子寮(Maharrah Ruqayyah)

彼らが利用するモスク(マスジド)

毎日のように午後は大気が不安定になり、大雨になります。そうなったら、たとえ校内であってもタクシーを使わないと帰れなくなります。一度歩いて帰ってみたのですが、ずぶ濡れになって本当に後悔しました。
道路が川のようになった様子
食事に関しては、校内の食堂を利用しています。味もまあまあで、本当によかったと思いました。近くに女子寮があることもあって、女子学生も利用しています。それでも、イスラーム大学だけあって、男子学生と女子学生は別々に食事を取っており、会話しているところを聞いたことがありません。それは、図書館も同様です。(とは言うものの、たまに一緒に食事を取っている学生もおりますが。Faridah先生によれば、"big sin"だそうです)。

 次回は、図書館や学内の研究機関について、紹介したいと思います。

ハーバード大学滞在報告/Report of Staying at Harvard University (Aug 2016 - Jan 2017)

年度末となりました。久しぶりの更新となりましたが、昨年8月末から1月初旬までアメリカへ再び渡航し、今年の2月はトルコに滞在しておりました。何だか少し遠い昔のことのように感じますが、滞在報告を記しておきます。 私が滞在していたのは、ハーバード大学神学大学院に併設されている世界...