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My academic interests are exegesis of the Qur'an and its historical development, and the mystical theories of Sufis(Mystics) in the early Islam, and re-examination of the concept "mysticism" in Religious Studies. 現在の学術的関心は、クルアーン解釈とその思想的展開、初期イスラームにおけるスーフィー(神秘家)たちの神秘的理論、さらに宗教学における「神秘主義」概念の再考です。

Monday, July 29, 2013

7月報告

6月末に日本に一時帰国して、1か月少しが経ちました。今は実家の奈良に住みながら、各地を訪問しています。
日本で過ごす時間も1か月をきりました。7月は本当にバタバタしておりましたが、充実した時間を過ごすことができました。

7月前半の数日(8-10)は、スーダンのタリーカ(スーフィー修道団)の研究をされている京都大学の知人のお陰で、京大の図書館を数日使用しながら資料を収集しました。
その後、その資料を読み進めるとともに、私が所属する東北大学の宗教学研究室へ3日間(17-19 )行ってきました。久しぶりに会うメンバーたち(と言っても、知っている人間がかなり少なくなりましたが)や以前からお世話になっている方々ともお会いできて、精神的にリフレッシュできました。


帰奈の後、静岡にてスーフィズム・聖者信仰研究会(京都大、上智大学を中心とした研究会)の研究合宿(23-24)があり、スーフィーであるクシャイリー(d. 1072)の神秘論について発表させていただきました。
静岡まで出たこともあり、研究会終了後は東京まで足を伸ばして(24-25)、カイロで知り合った友人と3か月半ぶりに再会し、念願のご飯を食べ(感動!)、仙台でお世話になった方に飲みに連れて行ってもらいました。翌日は東大に行き、私がイスラームの研究を始めてから公私共にお世話になっている先生にお会いし、色々と研究の相談にも乗っていただきました。
27日には、私が呼びかけた研究会を天理大学で行ない、神名論とイスラーム神秘主義との関係性について研究発表を行ないました。色々な議論によって自分自身が研究していく際の立場について考えを深めることができました。

昨日は、毎年1回だけですが日本に帰国するたびにご飯を食べに行く友人と再会し(今回は私のわがままで12月に結婚する婚約者にも会わせてもらいました笑)、楽しい時間を過ごすことができました。結婚式のときには日本にいないからお祝いできないけど、どうかお幸せに!

そんなこんなで、来週も京都に行ったり、日本にいるあいだに論文を投稿しようと考えているのでバタバタしていますが、少し落ち着いて過ごすことができそうです。
地に足を付けて、努力を重ねます。









ハーバード大学滞在報告/Report of Staying at Harvard University (Aug 2016 - Jan 2017)

年度末となりました。久しぶりの更新となりましたが、昨年8月末から1月初旬までアメリカへ再び渡航し、今年の2月はトルコに滞在しておりました。何だか少し遠い昔のことのように感じますが、滞在報告を記しておきます。 私が滞在していたのは、ハーバード大学神学大学院に併設されている世界...